福島在住・6才未満未就学児童を対象とした無償・尿 放射能検査の告知

全ベータ線測定により尿中の放射性物質の有無を測定(β線測定により放射性セシウム・放射性ストロンチウムを検出)

福島研究所の設立と12月よりの無償 尿放射能検査提供の発表

6才未満の未就学児童を対象とした尿・放射能検査を無償で提供します。(福島県在住者対象)

福島での分析施設開設及び6歳児以下への尿放射能検査の無償提供の開始について

株式会社同位体研究所は、年内に福島県に研究所を設立の上、精密測定装置を設置しての放射能検査を開始致します。 併せて福島県を対象として6才までの乳幼児への内部被爆検査を尿を対象に無償で実施致します。 本取組の詳細は以下の通りです。

(福島研究所の設立)

福島研究所は、株式会社福島同位体研究所(仮称)とし、代表には、株式会社同位体研究所代表取締役の塙 章が就任致します。 分析部門は、設立当初は3名体制とし、来年春を目処に5名体制に拡充予定です。 測定用の分析装置としては、精密分析の重要性からゲルマニウム半導体検出器1台を設置し、来年3月までに2台体制を予定します。迅速測定用には、NaIシンチレーションスペクトルメーターを設置し、さらに放射性セシウム以外に放射性ストロンチウムの測定への対応として、低バックグラウンドβ線測定装置についても、横浜研究所と同様に導入致します。高精度の測定装置を汚染被害地域に導入する事で、横浜の同位体研究所と連携を軸に、高精度・迅速測定の実施が可能となります。

06歳児の内部被爆検査(尿検査)の無償実施

また分析施設の開設と併せて、放射能汚染の影響を最も受けている地域住民への支援として、6才までの乳幼児を対象に、内部被爆検査として尿の全β線測定を無償で提供します。 放射能測定を事業運営する企業として、保有する放射能測定能力を地域住民の安全・安心の為に役立てる事は、放射能により最も甚大な被害を受けた福島においては、緊急に必要なものであると考えます。特に放射能の影響の大きい乳幼児へ検査を提供する事は、放射能測定事業を行う企業として、経済性を超えた責務であると考えます。

尿検査には、高精度のβ線測定装置を用います。 放射性セシウムはもちろん放射性ストロンチウムを2Bq/L程度までの高精度で検出する事が可能となります。 簡易検査に多く用いられるヨウ化ナトリウム・シンチレーション検出器は、γ線検出器である為、放射性ストロンチウムは検出できません。 また定量限界も20Bq/kg程度であり、尿中の微量の放射性物質を検出する事は困難です。高精度のβ線測定装置を導入すれば、セシウム・ストロンチウムの両方を検出する事が可能となります。 もし尿中よりβ線が検出された場合には、ゲルマニウム半導体検出器による放射性セシウム、固相抽出法による放射性ストロンチウムの確定検査を実施して特定します。 尿の全ベータ線測定による内部被爆検査は、特定の核種に注目するのではなく、尿中の放射性物質の検出を目的とするものであり、迅速に実施が可能です。 万一、検出が認められる場合には、放射性セシウム・放射性ストロンチウムと特定の核種の検査を実施します。このように福島同位体研究所は、尿中の全β線を測定する事で、乳幼児の内部被爆への不安に対して測定を通して支援を行うものです。 

本無償検査の提供期間は、当面期限を設けず、希望者(対象として福島県在住者を対象)には、すべて無償にて実施します。 また分析施設開設作業と並行して、本検査をより効率的に実施できるよう関係機関との連携を進めます。 尚、検査対象は、当面、尿としますが、今後母乳の検査も追加予定です。 詳細については、追って公表の上、12月よりの検査を開始を予定します。 (福島での施設設置が遅れる場合には、開設まで同位体研究所にて実施されます) ただし、希望者が集中した場合には、処理能力を踏まえて予約順に検査を遂行します。

同位体研究所は、新設される福島同位体研究所と連携し、緊密な放射能測定体制を整えると共に、福島を中心とした地域における放射能測定、研究活動を一層拡大するものです。

株式会社同位体研究所

代表取締役 塙 章

分析部門並びに業務部門 社員一同

20111026



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