測定装置


放射能測定装置

NaIシンチレーション検出器: γ線スペクトロメーター

専用の鉛遮蔽体を備え、総セシウム、放射性ヨウ素等の測定が可能なLB2045。 野外において核種測定、線量計として効果的なLB125

R0017511.jpgベルトールド・テクノロジー社製 NaIシンチレーションγ線スペクトロメーター LB2045

ゲルマニウム半導体スペクトロメーターと同じようにγ線のスペクトルを解析し、特定の核種の定量を行えます。 標準では、放射性セシウムがCs134, Cs137合算値で表示されます。 またI-131も表示されます。 食品の規制値への適合を目的として測定する場合、十分な迅速性と測定精度をもっています。ただし、NaIシンチレーション検出器なので、ゲルマニウム半導体検出器のようにスペクトルがきれいに分解R0017497.jpgされません。 この為、核種計測では、検出器の感度を生かして迅速に定量し、一定の規制値に対して放射能量が十分に低い場合の測定に最適です。 牛肉のスクリーニング検査で採用されているのも、検出感度が良く、定量性についても、規制値に対して精密分析が必要なものかどうか、または十分に放射の雨量が低いので規制値に適合と判断されるかという用途で利用されています。
何よりも、扱いが容易で、核種についての定量性もあるので、大量の検体について、精密検査の要不要を判断する上では、非常に有効です。 同位体研究所では、ベクレルモニターと共に、NaIシンチレーション検出器による測定を行う事で、精密測定時間の割り振り、精密測定値との値比較など多様な用途に使用されます。

R0017509.jpgLB2045R0017644.jpgLB125R0017614.jpgゲルマニウム半導体検出器によるスペクトル解析写真は、LB2045, LB125,ゲルマニウム半導体検出器によるスペクトルの違いです。 核種毎の精密分析ではゲルマニウム半導体検出器が核種毎の分解能力で優れています。 一方、NaIシンチレーションでは、山形のスペクトルとなります。 特定の核種の定量では、特有のピークの面積を測定します。 ゲルマニウム半導体型は、各核種のピークが鋭く出ますので、NaI型よりも核種の同定・定量の精度が高くなります。 従ってNaI検出器では、放射能の有無、どのようなスペクトルか概要を把握し、その上で精密測定を行う事で効率的な測定体制がとれます。

R0017653.jpgLB125R0017652.jpgLB125ベルトールド・テクノロジー社製LB125

LB125は、バッテリー駆動により野外での測定が可能です。 線量計としても、PCに接続した状態で、例えば車に搭載の上、移動中の連続測定も可能です。 移動中の線量の変動などの屋外調査で力を発揮します。 

R0017655.jpgBNC SAM 940BNC社 γ線スペクトロメーター SAM 940

LB125と同じく、野外調査に使用されるγ線スペクトロメーター SAM940です。 この測定装置は野外測定を基本として作られているので、野外調査において、放射性物質の有無を測定する、またはどの程度の線量率かを測定するなど、さまざまな用途に使用されます。 スペクトル解析も可能な為、調査においては、情報収集に有効です。

同位体研究所においては、分析室、野外調査にそれぞれ有効なNaIシンチレーション検出器型のスペクトロメーターを用いる事で、測定対象の検体や土壌などの放射能測定を行います。

表面汚染測定用半導体サーベイメーター

R0017657.jpg野外や倉庫などで、放射性物質が付着した表面汚染についての調査を行う場合には、表面汚染測定用のサーベイメーターを使用します。 写真は、富士電機製のもので、アイロンのような形状の検出器部分を表面にそって動かし、測定を行います。 この装置での測定はBq/cm2として面積当たりの放射能量として表示されます。 

野外の土壌表面や、機械・農産物の表面に放射性物質が付着しているかなど、現場での測定に有効です。


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